- 創造共育とは?
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「共に育む」と書くこの活動では、製作や積木などの活動を通して子どもたちの発想力を大切にし、創造へとつなげていく喜びを先生と子どもが共に分かち合っています。例えば、絵画製作では「上手に描けたか」ではなく完成した時の満足感や達成感を十分に味わうことを大切にします。子どもたちが活動している間、私たちはできるだけ子どもの発想に寄り添い、その過程にあるものを見極めるようにしています。なによりも活動中の子ども達は本当に楽しそうで、夢中になって取り組んでいます。感性の豊かな子どもたちは「みんなアーティスト」です。
活動の中で特に大切にしているのは対話的な関わりです。発見したこと、楽しかった瞬間、子どもたちの動作や発言に込められた想いや成長を保育者が見取り、「いいね」「なんで知ってるの?」「どうやってやったらいいかな?」「次はどうしたらいいかな?」など問いかけをしながら、活動を深めていきます。対話は子どもたちと保育者、そして子ども同士で行われます。自分の思いを相手に伝えたり、相手の思いを聞いたりしながら、互いを理解し気づく力、考える力が育まれます。